2015年3月18日水曜日

3Dプリンタ使いこなしてみたい……

こんにちは^^
キタキカクの喜多理恵です。


二、三年くらい前から頻繁に耳にするようになった「3Dプリンタ」という言葉。
ここ最近ではデザイン系のニュースで耳にしない日はないかもしれません。
ものづくりの世界において、この3Dプリンタの出現は「新時代の幕開け」とも言われていました。

それは使ってみたい!!
いや、使ってみなければ!!!

と、デザインの世界に身を置く者としては考えるものです^^

そこで二年程前「しぶや図工室」という、渋谷にあるFABスペースで3Dプリンタの講習を受けたことがありました。

○3Dプリンタって何?どんなものがあるの?
○3Dプリンタってどうやったら使えるの?
○現状、3Dプリンタって何に使われているの?

などを教えてもらいつつ、自分でもデータを作ってみたり……

そこで気付いたこと。


いかに自分の頭の中が2Dであるか!!!


これにつきます^^;

思い起こせば、13年ほどアパレルデザインを経験してきましたが、服のデザインをする時でもわりと2Dが出発点であったりします。

↑例えばこんな風に、デザイン画も前後の絵で描き表します。
前の姿と後をの姿を平面で表しているので、これは2Dですよね。
基本的には、これをパタンナーさんに渡してパターンを引いてもらいます。
パターンはパソコンのデータで作りますが、紙に出力されて縫製工場さんに渡します。
生地も平面なので、それを裁断して組み立てて立体にしていくわけです。


それと比べて3Dプリンタというのは、2Dの縛りがないという考え方。
なので脳みその中も3D感覚に慣れないと、3Dプリンタにしかできない、それを生かしたデザインというのがなかなか生まれてこないのではないかと思うのです。

ちなみに、現状、3Dプリンタからの出力に対応しているデータというのは、パソコンで作るのですが、パソコンの画面て2Dですよね!?
これがまた困難^^;!!
3Dでデータを作れるツールがあればな〜と思ってしまいます。
(例えば飛び出す3D映画みたいな!?)

ちなみに、3Dペンタブというものはすでに存在してまして↓

パソコン上のデータを、立体物に触れている感覚でデータを作ることができます。
これ、実際に使ってみたことあるのですが、本当に触れている感覚があってビックリします!!(ちなみにお値段は2年前で200万くらいだった気が^^;)


こう考えていくと、3Dプリンタ界隈のビジネスというのはまだまだ黎明期なのかもしれないですね。
きっともっと手軽に3Dを使えるツールが開発され、ソフトや機器類の価格もこなれてきて、徐々に一般にも広がっていくのでしょう。

それまでに3D的脳みそを鍛えなければ!!

身近な3Dツールといえば彫刻や粘土細工。
とりあえず粘土買ってきます^^