2015年4月25日土曜日

ブリヂストン美術館【BEST OF THE BEST】その2

こんにちは^^
キタキカクの喜多理恵です。

さて、前回のつづき。

ブリヂストン美術館「BEST OF THE BEST」展の感想、その2です^^

今回は日本の洋画部屋&戦後美術の部屋のお気に入りをまとめて!


まずは黒田清輝「ブレハの少女」
モチーフとしては「静」寄りだと思うのです。でも筆のひと筋ひと筋が重く激情がこめられているように感じました。
その表現力に引き込まれます。


藤島武二「黒扇」
すごく印象的な作品!(印象派、という意味ではなく)
いろんな作品が並んでいる中で、ものすごく際立つのです。
大勢の人がいる中でも、美人がいると、目が行ってしまう、そんなかんじ^^


藤田嗣治「猫のいる静物」

おしゃれでかわいいですね〜(^〜^)
今まで見た藤田嗣治作品の中でも一番好きかもしれません。
遠くから見ると、その構図にハッとさせられ、近くで見ると繊細で柔らかな表現に目を奪われます。
特に猫の毛の表現はものすっごく繊細です。顔もかわいいし、猫好きの方は必見です^^


そしてチラシの右の絵、青木繁「海の幸」

なんとこれ、図録に載ってない〜〜〜〜〜(;_;)
青木繁の「海の幸」は、ブリヂストン美術館の姉妹美術館である石橋美術館(福岡)に所蔵されているものでだそうなので、そちらの美術館の図録に載っているそうです……。残念……。
この世の物ではないような不思議な風景。圧倒される迫力があります。


つづいて最後に戦後美術の部屋です^^

だがしかし!!
このお部屋に展示されていたものは、ほとんど図録に載っていないのです(;_;)
特に素晴らしかった白髪一雄、吉原治良の作品が載っていない!ショック!

ちなみに白髪一雄氏は天井から吊り下げたロープにぶら下がって、足の裏で絵を描くスタイルが有名な画家です。
印刷物やパソコンの画面上ではなかなか伝わりにくいのですが、本物は本当にすごいです。
見るものを絵の中の大きな渦に巻き込んでいまうというか……

かの、スターバックス本社の社長室にも氏の絵が飾られているそうです……!

私も欲しいな〜〜なんて思いながらパソコンで何気なく検索してたら、こんな記事が出てきました→サザビーズパリで、白髪一雄の作品が5億4,590万円で落札

ひえ〜〜〜(^〜^;



そんな感じで駆け足で巡ってまいりましたブリヂストン美術館「BEST OF THE BEST」展ですが、改めて思うことは、何て所蔵品のセンスが良いのだろうということ!

美術史において価値のある作品というだけでなく「面白み」を感じられるというか、いちいち「いいとこ突いてくるなぁ〜〜」って感心してしまう作品ばかりなのです。
楽しかったなぁ^^


しかし、今回のこの展示の名前が付いた図録がないのが悲しいです。
大体の作品が載っているブリヂストン美術館の図録はあるんですが、今回の展示にはその図録には載っていない作品も多くて(;_;)

もう一回……行こうか……

な……悩みます^^;